「TSマーク」とは何ですか?
「TSマーク」は交通安全・Traffic saftyの略のマークで、「赤色TSマーク」と「青色TSマーク」がありますが、それには次の3つの内容を含んでいます。

@ 道路交通法に基づく歩道を走れる「普通自転車」の「証」のマークです。
A 自転車安全整備士が「点検・整備」をした安全な普通自転車の「証」のマークです。
B 傷害保険と賠償責任保険の二つがセットになった「TSマーク保険」が付帯されていることの「証」のマークです。有効期間は点検・整備の日から1年間です。


「TSマーク」を貼るには
どうしたらいいですか?
自転車安全整備店で、自転車の点検・整備料を払って自転車安全整備士の点検・整備を受けると「TSマーク」を貼ることができます。


「自転車安全整備店」とは
どのような店ですか?
「自転車安全整備店」は、「TSマーク」を取り扱うことのできる「自転車安全整備士」のいる自転車店で、(財)日本交通管理技術協会に登録しています。


「TSマーク」は、自転車を買った店でなくとも貼ることができますか?
自転車安全整備店であれば、買った店でなくても貼ることができます。


「TSマーク」を貼る料金はいくらですか?
「TSマーク」を貼る料金は、「TSマーク」を貼る前提となる普通自転車の点検・整備をする料金がその貼付料金となります。点検・整備を行わずに「TSマーク」だけを貼ることはできません。※部品代は別料金です。


「普通自転車」とはどんな自転車ですか?
「普通自転車」は、道路交通法令にその基準が定められています。

車輪は2輪又は3輪であること。側車を付けていないこと。
車体の大きさは、長さ190センチメートル、幅60センチメートルを超えないこと。
座席が一つであること。(幼児用座席を除く)
歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。
ブレーキは前車輪及び後車輪にあり、速度10キロ時の停止距離が3メートル以内であること。(道交法第63条の3、施行規制第9条の2、第9条の3)


「普通自転車」の点検・整備基準とは
何ですか?
自転車安全整備士が点検・整備をするときの基準は、道路交通法令に定める普通自転車の大きさ・構造・性能等の基準に、前照灯・反射器材・タイヤ等の交通安全上必要な自転車の安全性に関する基準も加えて点検整備基準を定めています。



「TSマーク保険」とは何ですか?
「TSマーク保険」とは、自転車安全整備士よる点検・整備を受けた安全な普通自転車であることを示すTSマークに付帯された保険で、「傷害保険」と「賠償責任保険」の二つがセットで付いています。

「TSマーク」の貼付された自転車を借りて事故にあった場合も「TSマーク保険」の対象となりますか?
対象となります。
「TSマーク保険」は、「TSマーク」貼付自転車本体に付帯されていますので、自転車の所有者に限定なく、自転車を借りた家族や友人、自転車を譲り受けた人も、特別の手続きを要することなく「TSマーク保険」の適用を受けます。


「TSマーク保険」は親権者や雇主にも賠償責任保険が支払われるのですか?
自転車での事故の加害者が未成年者又は雇用者であるような場合に、親権者や雇主が請求者となり保険金が支払われます。自転車を大量に使って業務を行う雇主にとっては、大変意義のある保険といえます。


自転車事故で「TSマーク保険」の支払いを受けるには、どうすればよいですか?


@ 110番又は、最寄りの警察署に事故の届け出をする。
A 原則として事故の日から30日以内に、三井住友海上火災保険株式会社の都道府県にある支店又は営業所か、TSマークを貼付した自転車安全整備店に連絡をする。
B 所定の保険請求書類に必要事項を添えて、上記保険会社に提出する。

TSマーク付帯保険の適用事例
事  故  概  要 保険金支払額
中学生が自転車で一時停止の交差点を直進したところ、自転車に乗って緩い下り坂を走行してきた相手と交差点内で衝突し、相手は転倒して、脊髄損傷を負った。
損害賠償として1,000万円
訴訟費31万5千円
会社員は自転車で通勤中、路肩の凸凹面でバランスを崩して転倒した際、頚椎損傷で15日間入院後死亡した。
傷害保険として110万円
(入院と死亡)
自転車の事故が増え、高額な損害賠償の請求も起こっています。


平成19年中の自転車関連の交通事故は、17万1,018件で、全交通事故の約2割を占めています。特に自転車対歩行者の事故は、一貫して増え続け10年前の4.5倍にもなっており、高額の損害賠償を請求される事案も増えてきております。
「TSマーク制度」は、点検・整備による安全な自転車の利用促進をはかることによって、自転車の交通事故防止に大きく寄与しています。
※自転車の点検・整備費等詳しくはこの看板のある自転車安全整備店にお問い合わせください。
自転車で事故を起こした場合の責任の重さをよく理解し、交通ルールを守って安全な乗り方に努めるようにしましょう!
(財)日本交通管理技術協会 和歌山県支所